喜神の大運が多い方や、忌神の大運が多い方の人生傾向について、私の見解をお伝えします。
回答:大運が喜神ばかりの方は大成しない傾向があります。大運が忌神ばかりの方は場合によってはそこそこ発展します。
大運にて、喜神ばかりの方は、私の所感として、「さほど発展しない傾向」を感じます。普通に人生を送ることは十分できますが、何か大きな事業や偉業を成し遂げるとか、そういう感じはほとんど無いです。
大運が良い運気ばかりということは、「人生上、苦労したり悩んだり、挫折や絶望をしたり、葛藤したり、貧乏したりが、他の方と比べて、かなり少ない(ほとんど無いかも)」です(一般的には恵まれているのです)。
そのため大運で喜神ばかりの方は、「人間が磨かれる機会や程度が少ないし軽い」です。何不自由なく、普通に平穏に人生が進みやすいので、「世間知らず、苦労知らず」になってしまう方を少し見かけます。さほど悩まなくとも苦労せずとも、人生が普通に楽しく進みやすいため、「自身で死に物狂いで努力して何かを掴み取る」という気概に欠ける方が少なくありません。
そのためなのか、大運が喜神ばかりの30代、40代の方で、「人生上の夢、目標はありません。これから先、何をしていったらよいかわかりません」みたいな方が何名かいらっしゃいました。その方々が、特に生活や仕事に不自由していることも困っていることも無いのです。
ただただ、「これからの人生、自分が何をしたらいいか分からない」とか、「このまま人生を終えるのは嫌だけど、どうしたらいいか分からない」のような方が、大運喜神ばかりの方に見られます。「今はこんなに惨めだけど、いずれはこんな人生になりたい!こんな人生を自分で作ってやる!」と考えてこなかった(考える機会が無かった)「ツケ」とも言えます。
人間には適度な逆境が必要ということです。適度な「忌神」が必要ということです。喜神ばかりの大運ではダメなのです(私個人の意見です)。
厳しい言い方をしますと、大運が喜神ばかりの方は、どこか「甘ちゃん」が少なくないです(私から見て)。「甘ったれ」ということです。大運が喜神ばかりの方の課題は、「いかに人生の中で本当の苦労や挫折を経験するか」だと思います。そこをカバーできれば、さらに人間性が磨かれて、深みが増して、面白味のある、それでいて性格も良い素晴らしい人格を備える可能性があります。
大運が忌神ばかりの方ですが、その忌神の大運の程度(どのくらい悪いか)をよく見極めることが前提ですが、苦労は十分に、十二分に多くなりやすいです。その点で、「人生経験、磨き」は必要十分です。苦労が多いので、人間的に、だいぶ磨かれますが、反面、「後ろ向き、ネガティブ」な性格傾向になりやすいです(やむを得ないかもしれません)。
自暴自棄になりやすいですし、人生に絶望する方も出ます。それでも腐らず卑屈にならず、自身の人生を周囲や社会のせいにせず、心を正して努力する方には、周囲や社会からの良い引き立てが必ずあります。大運が忌神続きであろうと、年運で良い時期に良い活躍、発展の可能性があります。
以上のような内容を、力をこめて自信を持って、大運が忌神ばかりの方に伝えればいいです。ただ、100%の自信を持って伝えないと、おそらく伝わらないです。よって、ご自身のされる四柱推命に自信を持つことも重要になります。
以上、お答えしました。