弊社が中国式四柱推命(ちゅうごくしきしちゅうすいめい)と銘打って活動し始めたのは、開業した年の翌年の2010年ぐらいからです。当時は中国式四柱推命(ちゅうごくしきしちゅうすいめい)という用語自体、そこまでネット界隈で浸透していなかったと思います。当時、中国式の四柱推命の考え方をブログ(ホームページではなくブログ)で頻繁に書いている人間はおそらく私だけでした。日本式の四柱推命のことをブログで書いてる方は沢山いました。
また、「中国式四柱推命」と銘打ってネット上で活動を始めた個人・団体の中で、弊社はおそらく「元祖(がんそ)」だと思います。現在、「中国式四柱推命」と銘打ってネット上でブログなりサイトを開いてプロ活動されている方々は結構いますが、大半の方が弊社の通信講座で学んだ方だと感じます(全員とは限らないですが、多くはそのように感じます)。
「教えることの責任」を実感している今日この頃でございます。「中国式の四柱推命」は、日本式の四柱推命には無い魅力があります。その魅力を一言で言えば、「シンプル明快でストレートな理論」と言えます。デジタル式と言うか、曖昧さを排除した、白黒はっきりと結果、結論を出すところが、日本式の四柱推命には無いところだと感じます。もちろん、そのシンプルでストレートな理論で、「四柱推命が当たらない」のでは意味がありませんが、その点は、私個人としては、何も不足や不満を感じていません。
私は、四柱推命の勉強を始めて25年ほどになりますが、当初は日本式の四柱推命を学んでいました(独学です)。しかし何年勉強しても、たくさんの四柱推命本を読んでも、「プロレベルと自信を持って言える四柱推命判断ができない」ことを悩んでいました。そんな悩みを抱えつつ、四柱推命自体は好きでしたから、10年近くは日本式の四柱推命を用いて、趣味として周囲の方を占っていました(お金はいただいていませんが、たまに少し、いただいたりもしてました)。当時は「空亡」も使っていました。でも、なんか当たらないというか。そして、四柱推命判断結果も、「結論をズバリ」と言えない。
大運と年運をどう見ればいいか分からない。正官は良い星と信じていましたが、正官の年に良くないことが起こる方もいらっしゃいました。それはそれでいいのですが、せめて、「正官年に良いことが起こるか、良くないことが起こるか、はっきりとわかるようになりたい」と強く思いました。私は、「白黒はっきりつけて、それがきちんと当たるような四柱推命」を求めていたのです。性格がどうのこうの占いは当時から好きではなかったです。四柱推命で性格を占いたいのではなく、「いつ病気するかをはっきり知りたい」という、一風変わった考えで四柱推命に取り組んでいました。
ある方の命式を見て、「健康体質なのか、不健康体質なのか、不健康なら、どこの部位で病気になりそうか、病気になるのは何年の何月頃で、どんな病気か(病名)」を100%の精度で見極めたいという願望がありました(これは現在でも100%に達していません。今はちょっと良く言って70%前後ぐらいでしょうか)。「お金持ちになるのか、貧乏になるのか」をはっきりと見極められる四柱推命を求めていました(これは90%ぐらいでわかると思います)。
しかし、書店で購入した日本式の四柱推命の本では、それがハッキリと分からない。こちら延岡(宮崎)は田舎ですし、四柱推命をされている方も少なく、良さそうな四柱推命講座は全くありません。関西、関東のような四柱推命好きな方が多い地域ではないので、四柱推命の友達も何もいないです。現在も四柱推命の友達が一人もいません(笑)。
結局、私自身が誰とも話したり情報交換をせず、「独学」をするしか無いような環境に置かれていました。どんな本を読めば、望むような四柱推命ができるようになるのか?これを私は10年近く、とにかく探しました。結局は、「中国式の四柱推命」に出会ったことで、その願望は叶いました。
これまでに購入した書は数えきれません。昭和初期の色々な日本の四柱推命の先生の本を買い漁りました。名前を少し挙げますと、加藤大岳先生、石橋菊子先生、出雲又太郎先生などです。他にも色々購入しましたが覚えていません。覚えきれないほど、数えきれないほどの書を購入して、読み漁り、失望しての繰り返しでした。
正直に言いますと、中国式の四柱推命の書を始めて購入し(30歳頃だったと思います)、中を開いた時、私は一度、すぐに本を閉じました(そして1年ほどは読まなかったです)。その理由は、「わあ、難しそうだ。なんか今までの四柱推命と全く違う」というある種の嫌悪感を感じたためです。今までに覚えた四柱推命を全て否定されるかのような気持ちになりました。今までに覚えた用語や知識が、全く活かされないような本の内容に戸惑いと不安を感じたのです。
具体的に言うと、まず蔵干(ぞうかん)自体が大きく違いました。中国式の四柱推命での地支に含む干(根とも言います)は非常にシンプルなものでした。必死こいて日本式四柱推命のややこしい蔵干表を扱っていた10年間は何だったのだろう?と思うくらいにシンプルでした。
中国式四柱推命の「月令」はシンプル過ぎて逆に心配になりました。「こんなにシンプル過ぎる蔵干や、月令の出し方で良いのだろうか?」と怖くなりました。しかし・・・その数年後に、二十四節気(にじゅうしせっき)という理論を知った時に、「やっぱりこっちの(中国式四柱推命の)、月令の区切りのほうが正しいんだ」と強く確信しました。
少々専門的になりますがご了承ください。二十四節気(にじゅうしせっき)の理論は天文学の計算による太陽黄経(たいようこうけい)を用いた区切りです。中国式四柱推命の月令の区切り(その他、節入りや土用の区切り)と、二十四節気による節入りの区切りは同一(どういつ)ということがわかりました。
中国式四柱推命のシンプルな理論の理由は、「きちんとした科学的な根拠に基づくものだからだ」と納得したのです。科学的な理論の裏付けがあるからこそ、「これは有用な理論、これは不要な理論」という取捨選択がかなり進んだ結果が、中国式四柱推命を支える理論ということがわかりました。
日本式の四柱推命に限界を感じる方へ 中国式の四柱推命に勇気を出して飛び込んでください。
今までに四柱推命を何も勉強していないような、四柱推命をほとんど知らない方は、弊社の中国式四柱推命を習うのは何も問題が生じません。まっさらな白紙に、中国式四柱推命の理論をどんどん書きこんでいくかのような感じで、とにかく私がお伝えした通りに素直に学んでいただけますから上達も早いです。私も教えやすいです。
ところが、「過去に何年も日本式の四柱推命を勉強している人、よその講座で、日本式の四柱推命を何年も習った経験のある方」は、よほどの「日本式四柱推命への決別の意思」が無いと、弊社の講座で学び始めてすぐに、「猛烈な違和感」を覚えるでしょう(前述の通り、私がいったん書を閉じて1年読まなかったのも、その理由です)。そのくらい、日本式の四柱推命と、中国式の四柱推命は違いがあります。「命式」自体は、ほぼ同じなのですが(生年月日時から出す八字は、細かい部分の差異はあれど、どこの流派も大体は同じ)、そのあとの読み方、判断手順が違うんです。
「今までに覚えた日本式の四柱推命もしつつ、そこに中国式の四柱推命理論を取り入れれば、さらに良い四柱推命ができるようになるだろう」などと考える方がいるかもしれませんが、その考え方は申し訳ないですが、「甘い」です。そんな上手いこといかないですよ。
その考えでは上手くいかないので、当講座を最初から習わないほうがいいです。その程度の意識でしたら、日本式の四柱推命でよく当たるようになるように、もっと真剣に日本式四柱推命を勉強すればいいじゃないですか・・・と申し上げます。厳しいようですが、お客様のためを思ってのことです。
その程度の意識(熱意)だと、弊社の講座は上手く続けられないです。「とりあえず、日本式の四柱推命は、いったん置いておこう。そして、腰を落ち着けて中国式の四柱推命を1からきちんと学んでみよう。今までに身に付けた日本式の四柱推命では不満なのだから、とりあえず、先生の教えどおりに中国式を素直に学んでみよう。プロ活動が継続できるように(食べていけるような技術が身に付くように)やり直したい」ぐらいの強い意識がある方なら、きっと中国式の四柱推命は合いますし、良い結果に繋がると思います。
そして、弊社の四柱推命通信講座で「本来の中国直系の四柱推命(子平)」を学んでいくことで、日に日に、「今までの四柱推命は何だったのだろう(中国式の四柱推命は覚えることは多いけど、判断手順は毎回、同じだし、精度もあるし面白いな)」と感じるようになるでしょう。
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