お子さまの四柱推命相談を申し込まれた親御さま

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弊社に四柱推命相談を申し込まれたお客さま、今までに沢山いらっしゃいます。そのお客様からの詳細な相談内容をこのブログで公開したりは絶対にしませんが、「過去に、こんな感じのお客さまがいた」みたいな感じで、私の記憶があるうちに書いていこうと思います。この記事が何の意味があるか、誰のためになるのか全く分かりませんが、これから四柱推命や、その他の占いでプロを目指す方の何か参考になればと思います(参考になる保証はできません)。

 

もう何年前のことか定かではありませんが、とある親御さまからご相談を受けました。お子さまについての相談です。お子さまの進路や将来の仕事などを相談されたと記憶しています。私は中国式四柱推命で出たままを、そのままその通りにお伝えしました。喜神、忌神についても間違いようがないほど明確にはっきり出たので(格局判断は非常に簡単でした)、その喜忌の通りに解釈して、親御さまにお伝えしました。もちろん、表現がストレートすぎないよう、なるべく配慮しながら伝えました。

 

すると、どことなく、私の伝えた内容に納得してらっしゃらない様子が伺えました。「今はこんな感じだけど、わが子はもっとスゴイんです。すごく才能があるんです」みたいな論調の親御さまのお話が続きます。私も、お客さまのお話を聞くのは別に苦ではないので、黙って親御さまのお話を否定せずに聞いてました。

 

しかし、だんだんと、「先生の四柱推命判断は間違っているのではないですか?我が子がそんな悪い生まれなわけないですよ。まだまだ先生も経験が足りませんね~」みたいな話になってきたので(笑)、「別に悪い生まれと言ってるわけではない」ということと(忌神の●●が少し強いから、この点に少し注意しましょうという程度)、「私の四柱推命判断が間違っていない理由」を理論的に説明しました。

 

原則、私が行う、お客様への四柱推命判断が間違っていることは100% 99%ありません。100%は言いすぎでした(笑)。四柱推命判断(格局など)を間違えることはありますが、その場合は、お客様へのお伝えの前に気づくことがほとんどです。ごく稀に気付かないことは、10年近く前の駆け出しの頃はありましたが最近はほとんど無いです。

 

要は、その親御さまが、わが子の四柱推命判断を都合よく良いほうに捉えていたようです(お子さまの生年月日時で、ネット上の無料四柱推命占いでもされていたのでしょう)。

 

お気持ちは分かります。可愛いわが子の四柱推命の結果が良いものであってほしいと誰もが思うものです。でも、私もウソは言えませんし、良くないものを良いとは言えません。人は誰でも忌神、喜神を命式内に持ってます。その忌神、忌神の強さは、人それぞれ違いまして、その違いが、「運勢の良しあしの違い、人生の苦労の多い少ないの違い、能力、健康面の違い」に関係してきます。

 

ただし、命式は「生まれた時点でのもの」であり、その命式のまま何も変わらず、0歳から100歳まで人生を送るわけではなく、巡ってくる大運や年運の影響で、命式の状態が良くなったり、逆に悪くなったりもあります(1年単位で運気が変化したりします)。これは日本人だけに限らず、中国人でもアメリカ人でもロシア人でもフランス人でもイギリス人でも全て、全人類に見られるものです。

 

「私は四柱推命で割り出す運気の影響を受けたくない!」と思っても、それはできません。四柱推命を全く知らない人でも、四柱推命で割り出す運気の影響を知らない間に受けながら人生を送っています。皆さん、四柱推命で見て最悪、ドン底の運気の真っただ中でも、歯を食いしばって必死に頑張ってらっしゃいます。

 

しかし、その親御さまは納得がいかない様子で、だんだんとヒートアップされてきたので、「これは埒が明かない」ということでお話を終えました。お気持ちは分かるのですが、私は「カウンセラー」ではないので、クライアントの全てをありのまま受容しますし否定はしませんみたいなことは一切やっていません。

 

以上になります。少々、お客さまに厳しい感じの記事になりましたがご了承ください。お客さまに迎合して何でもかんでも、「大丈夫です~。すごいですね~。素晴らしいです~」みたいに褒めまくるような接し方はしていません。そこが上手くできれば、もう少し、弊社は儲かるのかもしれませんが(笑)、もう16年、こんな感じで仕事をしてますし、今さら方針を変える気はありません。弊社は「四柱推命占い屋」ではありません。

 

お客さまの人生が良いものになってほしい、お客さまの身に高い確率で起こりそうなリスクをあらかじめ心に留めてほしい。そして、その未来のリスクを避けてほしいという気持ちから、「何年に、こんなことに注意しましょう。そのためには事前にこういうことをしておくと良いでしょう」などお伝えすることはあります(これから先、何に注意すればいいでしょうか?などご相談を受けた場合だけお伝えしてます)。

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