四柱推命 劫財がたくさんあると悪いのか?

四柱推命 通変星
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四柱推命の通変星の1つ、「劫財(ごうざい)」について説明いたします。四柱推命では財多身弱(ざいたしんじゃく)という用語があります。この財多身弱(ざいたしんじゃく)とは、命式において、財星(ざいせい)が強くて、日干が弱い状態になってるものを指します。財星(ざいせい)とは、日干の五行が剋す相手の五行が該当します。

 

例えば、日干が金(庚、辛)の人なら、財星に該当する五行は、日干の金が剋す五行の「木」になります。日干が水(壬、癸)の人なら、水が剋す五行の「火」が財星になります。この財星ですが、強ければ強いほど良いというものではありません。財星が強いほど金銭運に恵まれて、お金持ちになれると思ったら大間違いです。

 

いっそのこと、財星が相当に強い従財格(じゅうざいかく)になれれば、何も問題なく、財星がどんどん強まることが良いと考えますが、従財格(じゅうざいかく)の成立条件に惜しくも外れてしまった場合、内格(ないかく)の財多身弱(ざいたしんじゃく)となります。内格の命式で、財星がかなり強くて身弱の命式の場合、財星は忌神(いまがみ、いむかみ)になりますから、この財星(忌神)を弱めないといけません。

 

よって、財星を剋して弱める比肩や、劫財が強まる大運、年運の時が良い時期となります。内格の命式で身弱の方は、劫財(ごうざい)の巡る時期は「金銭運、財運」が良くなるということです。四柱推命の入門書では劫財(ごうざい)は財を奪うから良くないなどと書いてますが、これは劫財(ごうざい)が忌神(いまがみ)の場合だけです。

 

劫財が喜神(きしん)ならば、この劫財が巡る時期に金銭運が良くなるということです。このような考え方が、中国式の四柱推命では基本中の基本としてあります。今回の話は、四柱推命をしない人には、どうでもいい話ですが、劫財を凶星、悪い星と断定するような四柱推命を勉強中の方は、誤った四柱推命理論を覚えようとしてますのでご注意ください。

 

四柱推命の劫財(ごうざい)という通変星ですが、巷では「財を奪う悪い星」とか、金運が悪くなるとか、お金使いが荒いとか、色々と言われ放題で、可哀そうだな~と本当に思います。中には、劫財がたくさんあって、すごくお金運が良くて、金持ちの人だっているんですよ。具体的にどんな命式が、劫財がたくさんあるのに、お金がどんどん入りそうかを、「命式」で示します。

 

劫財たくさんで、仕事でガンガン稼いでお金持ちになれそうな命式

こんな命式です。下記に八字を載せます。縦書きで表示します。私もこんな命式に憧れます・・。なお、これは架空の命式ですから、このような命式はあり得ません。あくまでも、こんな命式いいな~という、ただの願望です。

年 癸卯

月 甲寅  月令(甲)

日 乙卯

時 甲寅

 

こんな命式、もう最高です!。分かる人には分かるし、分からない人には分からない。日干乙で、甲の劫財が両隣にあって、もう最高!癸もあるのがまたいい!あくまでも架空の命式ですが。乙(きのと)に甲(きのえ)の劫財ってのが良いんですね。干関係が良いと言えます。私も、こんな命式に生まれたかった・・・・。ただ、大運も関係しますから、命式が良ければ、人生、万事オッケーではありません。

※上記の命式は、甲寅が2つありますが、1つぐらいは「甲辰」のほうがいいかなと、あとで思いました。

 

逆に下記のような命式は劫財いっぱいでも、ちょっとね~・・・となります。あくまでも架空の命式です。

年 庚申

月 庚戌  月令(辛)

日 辛巳

時 庚申

 

これだと、劫財の良さはあまり出ません(全く悪いわけでもありませんが)。仕事では活躍されつつも、ご苦労が多くなりやすいです。

 

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