ここ最近、不動心を購入される一般の方が少し増えてます。ありがとうございます。「不動心」はすごく出来栄えの良い、それでいて使いやすい四柱推命ソフトだと自信を持っていますが、あいにく、今一つ、売り上げは伸びていませんでした。とは言っても、2024年5月現在、不動心の発売開始から今までで200人弱の方に不動心を購入いただいてます。不動心売り上げ合計金額はきちんと数えていませんが200万近くです。ほぼ、不動心開発費用(200万)を回収できた算段です。
不動心の開発は2011年の9月頃からはじめました
不動心を作り始めたのは2011年の秋頃からでした。作るとは言っても、私はシステム開発・プログラムなど、何もできませんので、まずはプログラムができる人を探す必要がありました(わりとすぐに見つかりました)。「良いアイデア」はあっても、そのアイデアが正常に動くようにプログラムしないと、ソフトウェアは動きません。私の頭の中には、「四柱推命ソフト不動心」のアイデアの大枠はすでにありましたが、それを形にできないもどかしさを2010年頃から感じていました。
不動心を作ろうと思った理由は?
「オリジナルの四柱推命ソフトウェアを作れば、絶対に仕事(四柱推命)が楽になる。少ない労力(時間)で沢山の良い仕事ができれば、売り上げは今よりも、もっと上がるだろうから、これは絶対に、なるべく早く作らないといけない」という強い確信がありました。
よその四柱推命占い師のことなど、私にとっては「どうでもいい」のですが、不思議なのは、「なぜ自前でオリジナル四柱推命ソフトを作ろうとしないのだろう?」ということです。「ビジネス上は、作ったほうが絶対にいい」と思うのですが、自前で四柱推命ソフトを作る人間は、そう多くありません(開発費用が無いからなのかもしれませんし、作る必要性を感じないのかもしれません)。
私は2011年の秋からオリジナル四柱推命ソフト(当時は不動心という名前も無い)の開発を始めました(不動心を作ってくれる方が見つかった)。このソフトを完成させることで、他の似たような同業者に対して、売り上げにおいても、信用、信頼、魅力の点でも「差」を付けられると考えていました。
そして仕事がしやすくなり、今の何十倍も業務が捗るようになる。売り上げは増えるし、四柱推命ソフトを駆使して販路も拡大できる。よそ様が作った市販の四柱推命ソフトを渋々、我慢しつつ、ところどころ不満を感じつつ使用しなくていいので気分爽快です。
オリジナル四柱推命ソフトを自前で作る占い師は少ない
四柱推命ソフトウェアを自前で作るデメリットが全く無いように思えます(当時から今まで、そう思ってます)。なぜ、よそのプロの四柱推命占い師はあまり、自前でソフトウェアを作らない?お金は十分にあるという方も少なくないと思うのですが。面倒くさいから敬遠するのでしょうか。ソフトウェア開発費用にかかるお金は、数百万は覚悟したほうがいいですが、「投資」と考えれば、ソフトウェア開発は悪くないと思います。
不動心のプログラマー Aさんとの共同開発
2011年の秋頃から、不動心を作っていただくAさんの仕事場を頻繁に訪問することになりました(2週間に1回ぐらいのペース)。まず最初にしたことは、「Aさんに四柱推命とは何か?四柱推命の仕組み、概念を教えること」でした。これが結構、大変だった記憶があります。
例えばですが、Aさんに対して、「顧客管理のソフトを作ってください」と伝えれば(あまり多くを語らずとも)、「こんな感じでどうでしょうか」と短期間で色々な案を提案していただけるでしょう。しかし、Aさんは「四柱推命」のこと自体、全く何も知りません。当然のことながら、「しちゅうすいめいとは何ですか?」というところから始まりましたので(笑)、まずは「四柱推命」を理解していただくことに努めました。
その際に、「私自身の四柱推命理論に対する認識や理解不足」なども出てきました。Aさんに対して、私が教える内容そのものが、「ソフトウェア不動心」の土台になるので、「自分自身の理解が間違ってたら、不動心はきちんと正しく動かないぞ(これは恐ろしいことだ)」と早々に気付くことができました。結果的に、「不動心の開発」に最初から最後まで携わることで、私自身の四柱推命に対する知識がかなり強化されました。
ソフトウェアとは、「こういう場合はこういう風に動かす」という決まりを沢山詰め込んだものだと思ってます。「こうきたら、こうする、ただし、こういうときは例外的にこうなる」というようなルールを1つ1つ不動心のプログラムに入れていくことで、私が普段行う中国式四柱推命の判断と近いものが、少しずつ不動心で、できるようになっていきました。
不動心に入れ込んだルールとは、「四柱推命理論」だけでなく、二十四節気(にじゅうしせっき)と360度の太陽黄経(たいようこうけい)との連携、それと月令、土用の関係、地方時差、均時差との関係など、全てが該当します。この、「ルール」を不動心に入れていくのに時間がかかりました(Aさんの仕事が遅いとかそういうことでは全くありません)。
それだけ、不動心というソフトウェア自体が、「完成させるのが、なかなか大変な、やっかいな代物」だったということです。
私は普通に、「こういう場合は、こういう風に動くようにしてください」とAさんに何度も何度も伝えるだけでしたが、その動きを、どんなプログラムの書き方で、不動心に入れればエラーが出ずにちゃんとソフトウェアとして動作するか?が、なかなか大変だったようです(私がAさんの試行錯誤を見ていた限りでは大変そうでした)。新しくプログラムを修正して、その修正した不動心のエラーチェックも私の仕事でした。