受講者さまより、「お題」をいただきました。今年は、この受講者さまより、ご相談を受けて、四柱推命でアドバイスを行ってます(来年2021年については運気が下がるとお伝えしました)。しかし、そんな運気が下がる年を前もって知ったとしても、「つい、何かやらかしてしまいそう」とお考えです。
先生は、そういう年(運気が下がる年)はどのように過ごしているのか?
運気が下がる年の過ごし方。正直に言うと、そこまでビクビクして過ごしていません。いたって普通に過ごします。ただ、一般の皆さまの過ごし方と少し違う点があります。それは、「運気が下がる年は、あらかじめ物事に期待しない、成果、結果を望まない、良いことなど1つも起こらないだろうと諦観している、楽しいことを望まない、イケイケどんどんで過ごさない。数年後の運気が良い年に備えて力を蓄える(自分磨き、教養を身に付ける、自己啓発)」といったところでしょうか。
そして、「普段よりも少し控えめに、冷静に行動する。時間をかけて決断、判断をする。なるべく勉強する(読書)」などを心がけてます。あとは気持ちを常にフラットに保つなどでしょうか。怒りも良くないですし、イライラも良くない、浮かれすぎても良くない、はしゃぎ過ぎても良くない。こんな感じです。
悪い運気の影響は「どこ」にある?「どこ」に来る?
「運気が下がると必ず悪いことが起こる」と誤解されている方が少なくないように思いますが、それは間違いです。運気が下がると悪いことが必ず起こるわけではありません。では、「運気が下がると、どこに影響が出るのか?」を説明します。
運気は真っ先に、「自分自身の精神(メンタル)」に影響します。運気が良くないと精神(メンタル)が不安定になります。運気が良いと、精神(メンタル)は安定します。
良くない運気により、ご自身のメンタル面に影響が出るのですが、具体的な変化は下記の通りです。下記は全て、良くない運気により起こり得ます(その影響の軽重は、運気の強弱などによります)。
運気が下がると、「落ち着かない心境」になります。焦燥に駆られやすくなります。隣の芝生が青く見えやすくなります。他人と比較して、自身を卑下しやすくなります。他人を妬んだり、嫉妬することが増えます。身近な人に些細なことで不満を感じやすくなります。イライラしやすくなります。普段以上にストレスがたまるので、普段以上にストレス解消をしたくなります(食欲、睡眠、浪費、性欲)。
気が弱くなったり、不安な気持ちが募りやすくなります。対人関係が億劫になります。人と話すのが面倒になります。対人恐怖症になりやすいです。外出が減り、部屋にこもりがちになります。
以上のように、「ご自身の精神面」に大きな影響を与えます。その結果、ご自身で良からぬ言動、行動をやらかして、ご自身が発端となって、「望まない出来事」を招き寄せやすくなります。自分自身がヘマをやらかして、自分自身で「災い」を起こすということです。
人の行動や発言は、全て、「気持ち」に左右されます。
別記事で書きましたが、私は20代は貧乏でしたし、みじめな思いを結構しました。心が寂しくて苦しくて、たまらない時もありました。お恥ずかしながら、彼女が欲しくても、いない期間が長かったです。心が落ち着かず、その反動で突発的な行動や発言により、人間関係で揉めたことも多々ありました。
四柱推命を学びだして、色々な経験を積みました。そこに心理学や、その他の知識を加えたのち、社会全般に目を向けると、「この世の色々な争い、トラブル」の大部分は、私ら人間が自ら招いているのでは?と感じるようになりました。私ら人間の「精神」こそ、「トラブル発生」の大本(おおもと)のような気がしてなりません。
中国式四柱推命を学びだしてのち、「運気と心の関係」に気付きました。もっと言えば、「運気と心は連動している」と感じるようになりました。大きな発見でした。心の病の発症、改善について、「四柱推命で割り出す運気の影響」があると言わざるを得ないケースを多く垣間見ました。
いつしか、私らがよく言う、「運が良い、運が良くない」とは、「心が良い(安定している)、心が良くない(安定していない)」と言い換えられるのではないかと思うようになりました。