四柱推命でドラゴンボールの登場人物を推測 1回目「孫悟空はこんな命式?」

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※12月21日 午後3時 少しだけ更新しました。だいぶ長くなってきたので、次回の更新からは新たに記事を作って書きます。

世界的な人気のアニメ、「ドラゴンボール」の登場人物を四柱推命の視点で分析してみようという試みをこれから始めます。このアイデアをご提供くださった受講者さま、ありがとうございます。第1回目はやはり、この人でしょう。ドラゴンボールの主人公である、この人です。

登場人物の画像は著作権の関係もあり、注意して載せないといけませんので、現時点では載せていません(そのうち載せるかもしれません)。

中国式四柱推命で孫悟空(そんごくう)を分析します

第1回目は孫悟空(そんごくう)を四柱推命の視点で分析してみます。別名はカカロット(サイヤ人としての名前)。性別は男性。

※悟空は赤ん坊の頃、谷に落ちてしまい頭を強打したのち、性格がコロッと善良に変わってます。元の性格(きかん坊の粗暴な感じ)のほうが本来の悟空の命式通りかもしれませんが、その点は考慮せず、性格が変わったあとの悟空について、四柱推命の視点で見ていきます。

 

四柱推命使いから見る、孫悟空(そんごくう)の性格、資質

孫悟空。性格傾向としては、私が思うに、子どもの頃は無邪気で天真爛漫(てんしんらんまん)。世間知らず、世俗的なことに興味関心が薄い。好きなことは食べることと、修行すること、強いやつと闘うこと。女性への興味関心は薄い(大人になっても)。

 

勉強はあまりできないというか、興味関心が全く無さそう。幼少期から現在まで義務教育を受けてなさそうで、高校に通った形跡は無い(地球の平和を守るための闘いで、それどころではなかったとも言えます)。息子の孫悟飯(そんごはん)はわりと勉強好きで、学者を目指して猛勉強してましたから、悟空とは対照的です。

 

体力やパワーは並外れてありそう(サイヤ人という人種の特性かもしれません)。戦闘力が異様に高く、地球人離れした完全無比な強さを誇ります。相手との闘いに1度負けても、すぐにどこかで修行してきたりして相手に戦いを挑んで必ずと言っていいほど勝ってきました。負けず嫌いと言えるでしょうし怖いもの知らずでしょう。一度、負けた相手に戦いを挑むのは、並みの人なら「また負けるのではないか」と恐怖心が湧いてきそうなものですが、悟空には、その恐怖心が全く見られません。

 

孫悟空(そんごくう)はニート?

その他、私が思うに、悟空には、「将来への不安」というものが全く感じられません。「老後、経済的な心配なく、家族みんなで平和に暮らせるだろうか」とか、「将来、大病に罹ったりしないだろうか。もしもの時のために生命保険に入っておいたほうがいいだろうか」というようなものが無いです(そういう点は配偶者のチチがわりとしっかり管理してそうです)。

 

そして時に宇宙船に乗ってナメック星に向かったり、時にナメック星から別の星に脱出して修行をしてきて、ある日、突然、地球に帰ってきたりと、端から見れば、ニートと言うべきなのか冒険者というか、何でも好き勝手にやってるチャレンジャーと言うべきなのか。「定職に就いて、コツコツ働く」という考えは薄く(ドラゴンボールスーパーでは作業着を着て畑仕事など、多少してましたが)、人生の安定を志向するような気配は無く、常に何かに挑むというか、向こうから強敵が現れて、それと闘う人生を常に送ってます。

 

孫悟空(そんごくう)は内格(ないかく)らしさが無い。よって従格(じゅうかく)である

ひとまず、現時点で言えることを。四柱推命の視点から見れば、悟空は従格(じゅうかく)でしょう。内格(ないかく)には該当しなさそうです。内格(ないかく)の方は大雑把に言えば安定志向ですから。対して、従格(じゅうかく)の方は自身の夢や目標に向かって真っすぐに突き進む気概があります。内格の方は「不安定な人生」を望みませんし、「冒険」をあまり好まない傾向です。家族をほっぽり出して、仲間を生き返らせるためとは言え、宇宙船で見知らぬ星に向かうなど、内格(ないかく)の方にとっては、かなりのリスク(自身の生命、家計、経済面)をしょい込むことになるので抵抗がありそうです。

 

孫悟空(そんごくう)は従強格(じゅうきょうかく)らしさが少しも無い

そして、もう1つはっきりと言えることは、悟空(ごくう)は従強格(じゅうきょうかく)ではないということです。従強格(じゅうきょうかく)らしい、知性とか聡明さ、要領の良さが悟空(ごくう)には感じられません(笑)。

 

ということは悟空(ごくう)は従旺格(じゅうおうかく)、従児格(じゅうじかく)、従財格(じゅうざいかく)、従殺格(じゅうさつかく)のうちのどれかに該当するのではと思われます。

このあとの考察は消去法で考えていきます。従格(じゅうかく)は全部で5つありますが、そのうち従強格(じゅうきょうかく)は違うだろうと判断できました。残り4つの従格です。

 

孫悟空(そんごくう)は従財格(じゅうざいかく)らしさを感じない。

次に「これは違うだろう」と感じるのは従財格(じゅうざいかく)です。従財格(じゅうざいかく)は「財」という文字が入っている点で分かる通り、「財、金銭」を生み出すことに適性があります。財星が強いと非常に押しの強い性格傾向になります。そのような性格により、色々な人とたくさん接して、押しの強さ、巧みな話術により、相手を説得、納得させてしまい、半ば強引に自身のペースに引っ張り込みます。

 

そうやって仕事をこなし、お金を稼ぎ、稼いだお金をさらに投資する。その繰り返しで莫大な財と人脈を築きます。悟空は、そのようなことに興味関心は無さそうですし、押しが強い性格か?と考えると、そうでもないように思います。ということで、従財格(じゅうざいかく)は悟空に当てはまらないと考えます。

 

悟空(ごくう)にピッタリな格局は従旺格、従児格、従殺格のうちのどれか

ドラゴンボールと中国式四柱推命がコラボするという楽しい企画を独断でやっています。さて、悟空(ごくう)に当てはまる格局はいったいどれ?と思案を続けております。弊社の受講者様からの意見として、「悟空は従児格(じゅうじかく)ではないか」という意見が複数届いています。私もイメージ的には従児格(じゅうじかく)が1番、悟空のあの雰囲気やキャラに合うように思ったのですが・・・・・よくよく冷静に考えてみると、悟空は、従児格ではない気がしています。その理由を説明します。

 

悟空と言えば、あの修行に対するストイックさ、馬鹿正直なほどのお人好しさ、1つのことにトコトン打ち込み、己を徹底的に鍛え上げる努力家な点。ナメック星に向かう宇宙船の中で、体力の限界まで修行をしては仙豆を食べて復活を繰り返すという、かなり無茶なやり方でパワーアップを果たしました。そしてナメック星にてフリーザを倒しました。

 

特に思うのが、だいぶ前の話ですが、カリン塔で超神水(ちょうしんすい)という毒を自ら飲んで、一晩中、苦しんだ際、耐え忍んで何とか乗り切った点など(カリン様から、毒に打ち勝てば強くなると言われて、悟空は飲みました)。従児格(じゅうじかく)は、そこまで忍耐強くないような気がしないでもない。そもそも、従児格の人が毒薬を飲む勇気と、毒薬の苦痛に長時間、耐える根性があるか少し疑わしい。

 

従児格(じゅうじかく)は好きなことを徹底的にやって、それが仕事になる格局と言われたりしますが、言い換えれば嫌いなことは絶対にしない(したくない)という格局です。自身の望まないことは絶対にやりたくないですし、しないのが従児格の方です。また、「不快」なものや、「嫌いなもの」は好まない傾向が強いです。

 

従児格は食傷(しょくしょう)が強い従格ですから、食傷らしさは全開です。食傷という通変星は、自身の本能や感性や欲求に忠実な通変星と言われますので、果たして、従児格の人が毒薬でもある超神水(ちょうしんすい)を、ピッコロ大魔王と闘うためとは言え、自ら飲もうとするか?そこがどうも引っかかります(笑)。

 

悟空のキャラやイメージ的には一見、従児格(じゅうじかく)が合いそうなのですが、従児格(じゅうじかく)の傾向を厳密に考えると、どこか悟空には合わないような気がしています。

 

ただし、従児格(じゅうじかく)ではないとしても、悟空の性格上、「食傷」とか「財星」のうちのどちらかが天干に少しでもありそうな気がします。あの人懐っこさや、時におっちょこちょいで愛嬌がある点などは、ただの従旺格(じゅうおうかく)や従殺格(じゅうさつかく)だけでは出てこないでしょう。

 

そして印星はやはり天干に無いでしょう(笑)。そして日干は陰干(いんかん)ではなく、陽干(ようかん)でしょう。あの明るさと社交性というか、初対面の誰にも物怖じしない感じは日干が陽干(ようかん)の可能性が高いです。

 

現時点で私の結論めいたものを言いますと、悟空は従格(じゅうかく)で間違いない。ただし、従強格(じゅうきょうかく)、従財格(じゅうざいかく)、従児格(じゅうじかく)ではない。よって、従旺格(じゅうおうかく)か、従殺格(じゅうさつかく)のどちらか。

 

ただし、従旺格(じゅうおうかく)か、従殺格(じゅうさつかく)にしろ、比劫だけの従旺格とか、官星だけの従殺格ではないということ。

 

天干にそこそこ強い食傷(しょくしょう)があるとか財星(ざいせい)があるとかで日干が陽干(ようかん)の命式だろうということ。または月令が食傷で根が強く、天干に食傷が全く無く、官星が強い従殺格(じゅうさつかく)とか。比劫だけ、官星だけの従格(じゅうかく)の命式という感じはしないです。命式のどこかに必ず食傷か財星の要素が混じってそうな気がします。印星はやはり混じってなさそうです(笑)。

 

食傷や財星が天干に出ていても、従殺格(じゅうさつかく)や従旺格(じゅうおうかく)が成立する命式はありますので、そんな命式ではないかな~と思ってます。ただ従旺格だと、食傷の強さはたいしたことないので、従殺格(じゅうさつかく)だけど、天干に食傷がそこそこ強めな命式の可能性が妥当かもしれません。消去法で探し当てた感じですが。

 

悟空の命式は日干が陽干(ようかん)。イメージでは日干が丙(ひのえ)など合います。格局は従殺格(じゅうさつかく)、または従旺格(じゅうおうかく)。従殺格なら天干に食傷(または財星)がある。従旺格なら天干に財星がある。

または天干に食傷が無くて官星が強く、月令が食傷の従殺格(じゅうさつかく)。

 

そして、今、浮かびましたが、天干に食傷が出ている従児格で、月令が官星で根が強いなどもアリかもしれません(笑)。先ほどの「従児格ではない」という判断が覆ってしまいますが・・・・。だんだんと収拾がつかなくなってきました。全ての候補を出し尽くして、あとは消去法でやっていくしかありません。収まらない時はしょうがないです。

 

これは決定事項ではありませんし結論でもありません。現時点での私の勝手な意見です。続きを少しずつ書きます。これから、さらに分析していきます。
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