昨日、家族3人(妻、娘)と義実家に行きまして、その帰りにイルミネーションという代物を観に行ったのです。しかし・・・・・。
私にとっては、ただひたすら事務的に2人のあとを付いていくだけのウォーキングの時間でした。娘は楽しそうにしてましたが、私は全く楽しさが分からない中、ひたすら2人について、後ろをトボトボ歩く1時間でした。何も余計なことを考えず、2人を見失わないように黙って歩く。とにかく歩く。喋らない、よそ見をしない。2人のあとに付いていけば、それでいい。
途中、道のど真ん中で、通行人の集団を遮るように写真を撮ろうとするバカップルが何組もいました。「邪魔くさいな」と思いつつ立ち止まらずに、写真を撮ってるド真ん中を通り過ぎたりと、ささやかな抵抗を試みました(笑)。
あんなので立ち止まって、見ず知らずの人間の思い出の一枚を撮らせるほど私は、まったくお人好しではありません。通行する方々の邪魔にならないように端っこで写真撮ればいいのに、わざわざ、道のど真ん中で、自身らのペースで写真を撮ろうとする行動の源泉はいったい何なのだろう?このバカップルはいったい、何の目的と意義と意味と権利があって、不特定多数の通行人を遮ってまで写真を撮ろうとするのか?この行為は法律的にはオッケーなのか?と気難しいことをブツブツ独り言を言いながら考えました。その考えている時間は個人的に非常に楽しく有意義なものでした(笑)。
イルミネーションに続々と集う人たち。この群集心理はいったい何なんだ?なぜイルミネーションを観るがために大人1人600円、子ども1人300円の料金を払えるのか?イルミネーションに価値を見出す人間と、私のようにイルミネーションに全く価値を見出せない人間の違いとは何なんだ?DNAの違いでそうなるのか?なぜ年頃の女の子たちは、あんなに笑顔で楽しそうなんだ?なぜだ?なぜ?なぜ?と疑問が消えない中、ず~~~~っと思考を巡らせながら2人に付いて歩いていたら、「そろそろ帰ろうか」と妻に言われて、ようやく、この苦行から解放されました。
あまり経験のできない何とも形容しがたい1時間を過ごせたことに感謝します(笑)。ここ最近で、もっとも思考した1時間でした。1時間、ひたすら黙々と歩いて少し小腹がすいたせいか、帰りにコンビニで買って食べたおにぎりが非常に美味しく感じました。