通変星の食神(しょくしん)について、正官男(せいかんおとこ)が語る

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正官男(せいかんおとこ)が語るシリーズ、第二弾です。今回は「食神(しょくしん)」を語ります。一言で言えば私個人として、最も憧れのある、自分の命式に欲しい通変星(つうへんせい)が食神(しょくしん)です。

これはあくまでも単なる「後先、まったく考えてない個人的な願望」でして、実際に私の生まれつきの命式に食神があるとなると、命式自体のバランスが崩れて、格局が変わります(別人になります)。

食神(しょくしん)。字面から分かるように何となく縁起の良さそうなというか、楽天的ムードがどことなく漂う通変星ですが、実際に食神(しょくしん)を持ってらっしゃる方は楽天的なところが見られます。そして非常に人懐っこい感じがしたり、とにかくよく喋り、よく笑う方が少なくありません。愛嬌があり、どんな方とでもすぐに仲良くなりそうな感じがします。冗談ばっかり言う方もいますが、まったく憎めません。むしろ、「いいな~。呑気で」と好印象です(笑)。

 

自分(武田)自身の性格に全く無い要素が、「食神(しょくしん)」という星には詰まっているので非常に憧れがあります。

 

正官男(せいかんおとこ)なんてやめて、食神男(しょくしんおとこ)になりたい!と20代の頃、何度か思いました。そのくらい、私にとっては食神(しょくしん)は憧れの通変星です。

 

以上のような「食神に憧れがある」という話を、とある食神女(しょくしんおんな)の受講者さまにしたところ、けっこう驚いていました。「先生は官星が立派にあるのに、何でまた食神を!?」みたいな感じだったと思います。私、心の中で少し思いました。

 

「食神女(しょくしんおんな)の●●さんには、正官男(せいかんおとこ)の苦労や葛藤や悲哀は分からないんだよ。やっぱり食神(しょくしん)がいい!食神が欲しいな。食神の、この悩みがあまり無さそうで、あまり小難しいことを考えなさそうなところがいいんだよ」と思いました。

 

以前、サラリーマン時代に同僚の後輩に食神男(しょくしんおとこ)がいました。食神しか命式に無いような感じでした(三柱推命でみてです)。少し生活にだらしない感じはありましたが(笑)、非常に調子が良く(不思議と嫌な感じはしない)、口が達者ですし愛嬌があり、やはり憎めません。仕事のでき具合は普通でしたが、ムードメーカー的に場を盛り上げることに長けてました。

 

ただし、その食神男(しょくしんおとこ)にも弱点が少し見られまして、仕事での大事な場面(会議など)やシリアスな場面では全く表に出てこない(出て行ったら大変なことになるという職場での共通認識)という感じでした。食神男本人も、そのことを自覚して、重大な場面ではあまりペラペラ喋ることは無かったです。それを自身で自覚していたところは偉いと思います。

私は食神男のように口は達者ではありませんでしたが、会社での大事な場面やシリアスな場面では、あれこれ発言をすることがありましたし、上司に対しても色々と言いたいことをポンポン言ってました。まあ、それが原因で会社を辞めざるを得なくなったりがありました。

 

私の勝手な独断と偏見で言いますと、食神はプライベートや趣味などの場面で大活躍の通変星。官星はプライベートではあまり面白くないけど、仕事などでは割と存在感を放つ。そんな感じです。

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