お付き合いしているお2人からの「結婚に良い年(時期)」のご相談、これまでに沢山お受けしてきました。このご相談に対して、中国式四柱推命で「お2人にとっての結婚に良い年(時期)」を判断するのは簡単です。非常に簡単です。
ただし、「結婚年を予定よりも1年、2年遅らせる」とか、「四柱推命ではこう出ているので予定を変更して、この年に結婚する」など、柔軟に結婚時期を変更できるお2人は、ほとんどいないです。
大体のご相談は、「この年の何月ごろに結婚しようと考えてますが大丈夫でしょうか」というようなご相談です。そのことに対する注意点や今後、数年のお2人の運気の良しあしを見て、「この年は喧嘩しそうだな。仲が心配だな」とか、「この年はご主人、病気に注意だな」とか、そういうことを読み取っての助言やアドバイスをします。
そもそも、「お2人にとっての結婚に良い年に結婚したからと言って、その後、お2人が一生涯、仲睦まじく添い遂げるかどうか」は全くの別問題です。本当の話です。悪いですが、これは本音であり、実践経験上の所感です。
私が考える、「お2人が結婚するのに良い年(時期)」とは、それが可能であれば、お2人とも運気が良い年を選びます(可能ならの話です)。その理由は、お2人とも運気が良い年は喧嘩や口論が起こることが少ないからです。結婚1年目くらいは(可能なら2年目でも3年目でも)、喧嘩など少なく、新婚ムードで楽しく仲良くお過ごしいただきたい。
その結婚1年目の時の幸せな思い出が作れたか否かが、その後の結婚生活において、お2人の関係がちょっと険悪になった時に結構、役立つんです(経験者は語るです)。
「あの頃は良かったな~。あの頃のように戻りたいな」と思えるお2人なら、お互いに少しくらい喧嘩しても大丈夫です。「結婚1年目の仲の良さ」を基準にしていただいて、そこから離れてきたなと感じたら、新婚当時を振り返る。思い出してみる。
私の自論ですが(そんな大層なものではありません)、結婚1年目からお2人で喧嘩ばかり、口論ばかりではいけません。何のために相手とわざわざ結婚したのか、よく分からないような結婚生活を1年目から送るのは良くないと、私は思います。
私が男女の結婚において、わりと気にするのは結婚1年目のお互いの運気が良いことです。しかし、そうは上手くいかないこともあります。
男性のほうが運気が良い時、女性のほうは運気が下がり、女性のほうが運気が良い時、男性のほうは運気が下がるのようなお2人は結構います。その場合は、お2人とも運気が良い年は、生涯ほとんど訪れませんので、しょうがないです。そういう場合は、男性、女性の命式を見比べて、どちらが主導権を取る側か、どちらが聞き役になりそうか、どちらが普段、ストレスが多そうか、どちらの命式のほうがストレスを受けやすいかなど見極めます。その上で助言やアドバイスをします。
「この年の、この時期に結婚するのは構いません。ただ翌年からは奥様はこんな感じになり、ご主人はこんな感じになるので、こういうことが起こる可能性が出てきますので注意されてください。その点を心に留めていただいて、●●の年は奥様はこのようなこと、●●の年はご主人はこういうことに注意してお過ごしになれば、今後の結婚生活は問題ないでしょう。それと●年後の、令和●年と●年。この年は奥様はストレスが多大にかかります。特に●月から●月の間がストレスがマックスなので、その間はご主人に頼って色々と助けてもらうべきです。」のようなアドバイスをします。
「この年に結婚すれば、生涯2人は安泰で、一生添い遂げる」とか、そんな話、私は信用できませんね(笑)。そんなに簡単に事は運びませんよ。
結婚生活が末永く上手くいくためには、お互いに、その都度、言動なり行動なり、微調整の繰り返しが必要だと思います。その微調整が下手なのは、どちらかというと男性側に多いです。そのお2人の微調整について、助言をするのが私の仕事です。
私は今年2024年で結婚生活11年目を迎えました。もし、私が結婚して数年で離婚したような人間だったら、これから結婚されるお2人へのアドバイスも説得力が出てきません。結婚式の日取りを、いつにしようか拘るのも結構ですが、もっと現実的に具体的に「未来の結婚生活の様子」を中国式四柱推命で見つめるのもきっと意義があるでしょう。