四柱推命で双子について、どう判断するか

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9月頃より、受講者さまからブログ記事のテーマを募りました。いただいた質問の中で最も多かったものが、「双子の命式」についてのものです。この「双子」に関する質問は、皆さんからいただいた質問に答える形ではなく、私の見解としてブログ記事にします。

 

正直に言いますと、「双子なのに(性別も同じ)、性格も人生も違う」などの質問に対して、真面目にお答えするのが面倒くさいのです(笑)。なぜ面倒なのか?というと、「四柱推命とはどういうものか?を理解されてないための質問のように感じるから」です。四柱推命をきちんと学ぶ人が、そのくらいのことも知らないではいけません。

 

この記事は簡潔に要点だけ書きます。長々と説明するのが面倒ですし、この記事を読んでも「わかりません。理解できません」という方は、申し訳ありませんが厳しい言い方ですが、今後、今以上に四柱推命が上達する見込みは無いと思います。「理解度」が足りないということです。四柱推命に対する認識が誤っていたら、四柱推命を使って出した結果に対する認識もおかしくなります。

 

大事なこと。四柱推命判断における結果とは「その人がどうなるか?どういう未来になるか?どういう結果になるか?」を正確に示すものでは無いということ。四柱推命とは、「確定した未来の結果、成り行き、流れが正確に分かるものではない」ということ。

 

四柱推命で占って(鑑定して)、出てくる結果とは、「あなたは将来こうなりますよ、将来、こういう職業に就きますよ、この年にこの学校に入学しますよ。この年にこんな場所でこんな人と出会い、結婚しますよ。この年にこんな病気に必ず罹りますよ」というものが100%の精度で分かるものではないということです。

 

双子でなくとも、ご自身と同じ八字で性別も同じ方は日本全国に沢山います。それらの「四柱推命の命式、大運が同じ方」が皆さん、同じような人生にはならないでしょう。私(武田)と同じ命式の男性は日本に沢山いると思いますが、その方々が皆さん、四柱推命でプロになってないですし、皆さん結婚されているとは限りません。中にはお若くして亡くなられた方もいるかもしれません。命式、大運が同じでも、人生は同じにならないです。なりようがない。双子でも同じです。

 

「命式、大運、性別も同じなのに性格が全然違います」などの質問を受けたことがこれまでに何度もあります。私としては、「身近にいる人からすると、性格が全然違うように見えても、第三者から見たら、さほど性格に違いは無いように見えるだろう」といつも思います。また、性格傾向の本質は同じでも、どのような生き方をするかで、多少はポジティブにもネガティブにも、それ以外にも変化はします。双子だから生き方が同じにはならないです。

 

そこだけを見て、「双子なのに性格が違う」と言われても、「持って生まれた本質的な性格は同じでも、何か表面的な性格に影響を与える大きな(または、ちょっとした)出来事が、この双子さんのどちらかにあったのでは?」と感じるだけです。

 

要するに、「双子だろうと(性別が同じでも)、性格が違って見えることはあり得る」ということです。これが分からない(理解できないと)、話がまったく先に進みません。命式(八字)とは、持って生まれたものを示すものです。その持って生まれたものという基本がある中で、色々な経験や心の動きにより、人の性格は形成されます。

 

四柱推命で分かるものとは、「その人が生まれた時点で持っている性格傾向、才能、価値観、可能性、体質傾向」です。そして何年が運気が良いか良くないかです。これらのみは大体は生まれた時に定まります。この生まれた時に定まるものにより、「未来の結果」が完全に確定するわけではありません。人生をどう生きるか?どう考えて、どう行動するか?どこに住むか、何を好んで生活するかは選択の余地がおおいにあります。

 

ただし、持って生まれた傾向は人生に大きな方向性を与えます。例えば命式にて食傷が強い方は適性として事務仕事にはあまり向かないです。でも、食傷が強い方で事務仕事をされている方は世の中にいます。持って生まれた適性傾向により、向く仕事、向かない仕事はありますが、「向かない仕事には絶対に就かない、向く仕事に必ず就く」ということではありません。未来の就職する仕事が、命式で決まるわけではありません。

 

ただ、四柱推命で示す職業に就いてる方は少なくありません。紆余曲折を経て、四柱推命で示す適職にきちんと就いてる方は沢山います。やはり、これは、適性にあった仕事をするのが体感的に楽だからでしょう。

 

双子だから人生が同じになるはず、いつ結婚して、いつ子どもが生まれて、子どもの性別、人数も同じになるはず、性格も同じはず、就職する仕事も似たような仕事、結婚相手も似たような人、いつ病気をして、いつ死ぬかも双子は同じにならないとおかしいと思う方は、自由にそう思えばいいです(笑)。

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