最近思うことがあります。四柱推命の勉強をする際に、学校でよくある(過去、よくやったのでしょうか)、「教科書の要点だけ暗記」みたいなことをされる方がいます(弊社の受講者様の中で、チラホラ見かけます)。
これまでの人生における、「お勉強」で、そのようなやり方で勉強されてきたのかもしれません。そして要点の部分が、各種テストによく出ていた。必然的に、「要点をできるだけ暗記すればいい(そうすればいい点数が取れやすい)」という思考、価値観が形成されます。そのやり方で、校内のテスト(中間テスト、期末テスト)、各種テストでは上手くいったのかもしれません。暗記、暗記の勉強方法で、これまでの人生、上手くいった経験がある方も、いるかもしれませんが・・・。
四柱推命の勉強は、「試験、テスト」ではありません。四柱推命を本気でしっかり身に付けたいなら、一刻も早く、「要点・丸暗記の四柱推命勉強法はやめましょう」と申し上げます。四柱推命の要点を暗記する?
その「要点」と見なしたのは誰ですか?四柱推命の全容を知らないご自身が、「独断」で「要点」を断定して、そこだけ重点的に覚えていって、本当にそれで大丈夫ですか?
四柱推命の要点を暗記するだけで、本当に確かな四柱推命技術が身に付くとお考えですか?
四柱推命歴21年のオジサン(私)が断言します。
要点の丸暗記だけで四柱推命が上手くなれば苦労しませんよ。四柱推命がうまくなるために、要点、ポイントだけ丸暗記なんてやめましょう。「四柱推命の上達に近道はなし」です。
それと、「どこまで四柱推命に時間と情熱をかけるか?」は、人それぞれだと思いますので、その点は、私から受講者さまに対して、「こうしなさい、このくらいしなさい、やりなさい」とは一切言いません。
「先生はああしろ、こうしろ、あまり言わないから、今の感じで勉強していれば大丈夫なのだろう」など独断で考えないでくださいね(そんなこと、一言も言っていません)。
「自発的に四柱推命に、情熱と時間をかけられる人でないと、伸びないだろう」と思ってます。プロを目指すにしろ、「ご自身の努力、情熱、費やした時間、考え、思いが全て、そっくりそのまま結果として反映される」と思ってください。
私のほうから、ああしなさい、こうしなさいは言いません。自発的に努力した方だけ、「いい思い」ができると思ってます。現在、私は、「いい思い」かどうかはわかりませんが、毎日、楽しく仕事ができて、相応の生活が送れています。四柱推命についての努力は人並み以上にしたつもりです。棚からボタモチで、「今の生活」が転がり込んできたわけではありません。自分の努力と勉強で今の状態を、自力で掴みました。
誰からも、「四柱推命の勉強をしなさい。こんなことを覚えるといいですよ。ここが大事ですよ。命式課題をたくさん解きましょう」と言われてないです。自発的に四柱推命の勉強をしてきました。「こういう勉強方法が良いと思う。丸暗記の勉強方法では絶対に四柱推命が上達しない」と確信して、全部自分で考えてやってきました。
私のマネはしなくていいのですが、「自分でよく考えて」ということを肝に銘じてほしいです。あの人が言ってたから、最近流行ってるみたいだから、最近ネットでよく見かけるから・・・などの理由で行動することはお勧めしません。自身でよく考えてほしいです。
最後に1つ余計な話ですが。「四柱推命の秘伝」なるものには絶対に手を出してはいけない(金の無駄)と申し上げます。秘伝を購入することで、「秘伝商法で儲かりたい人が喜ぶだけ」とお考えください。「努力」が嫌いな方ほど、「秘伝」なるものに憧れます。四柱推命の上達が頭打ちな人ほど、「秘伝を読めば上達するだろう」と勘違いする傾向があります(秘伝に活路を求めるのです)。プロでも、そういう方を見かけます。私からすると、秘伝など、「アホらしい」です。
先日、ブログ記事にて、「四柱推命の勉強法で、丸暗記はやめましょう」と書きました。怪訝に思った受講者さまもいたようですが、「痛いところを突かれた」と感じた方もいたようです。
「じゃあ、先生はどんな勉強をしてきたの?」とお思いのことでしょう。
お答えします。特別なことは何もしていません。ちなみに私には「師」はいません。誰にも四柱推命を教わっていないです。全て自分自身で勉強しました。通信講座で習ったわけでもなく、教室に通って対面で教わってもいません。ただ、「尊敬する四柱推命の先生」は少しいます。
私は独学で四柱推命を勉強しました。「四柱推命の良い書」を見つけることができれば、「独学」は可能です。ただし、文字がたくさん書いてる書を、飽きずに延々と読みこなせる読書力と、人並み外れた執着力と根性が必要です。私は読書力と、一度食らいついたら離さないスッポンのような執着力があったので、独学で上手くいきました。
私の勉強法は、「四柱推命の書」をとにかく読むことです。これだけです。ノートに書くのは疲れるのでほとんどしませんでした(書に書き込むことはしました)。四柱推命を始めて2年目ぐらいのときに、1度だけ、書の内容をノートに書き写したことはありますが、それが1度だけです。そのノートは2009年に開業したのちは一切使用していません。
書の内容をノートに書き写すために、ペンを持つ右手と時間と労力をかけるよりも、「正しいことが書いてる書を読んで理解すること」に集中したほうがいいだろうと判断しました。
「大事な部分」をノートに書き写すなども一切していないです。書に付箋(ふせん)を貼ることは多少しました。私のお勧めは、「講座内容」を印刷して、その印刷したものに付箋を貼るとか、赤、青などで書きこんでいくなどです。
講座内容自体が要点の塊なので(特に1回目から21回目の講座)、「講座内容から独断で要点だけ抽出して、ノートに写す」というのはお勧めしません(要点の置き去りがおこり、講座が進むにつれて、過去の講座内容がすっぽり抜けているなどが起こりやすくなります)。
とにかく四柱推命の書を読む(本当に重要な書を1冊、2冊程度でいいです)。私の場合は、中国式四柱推命の書は当然のこと、日本式の四柱推命書もかなり読みました。最初から最後まで、なるべく読みます。1度読んだら、時間を置いて、また読む。意味が分からない箇所でも、理解はできなくても飛ばして読まず、必ずきちんと読みます。
とにかく読んで読んで読みまくる。難しい箇所を読んでいると眠くなりますが、眠くなったら読むのをやめます(すぐ寝れるなら、すぐに寝ます)。起きて、先ほどの続きから読むのを再開します。これが私の勉強法です。1冊の書につき、10回でも20回でも30回でも40回でも、最初から最後まで読みます(何度も読むのは、読む価値のある重要な書だけです)。要点をまとめるなどは一切しません。ノートに書いて「まとめること」自体が面倒くさいですし、「書く」という行為は、時として頭脳を使わなくてもできてしまうので、「効率的」ではないと感じます。
そして読んで得た知識を実際に実践(お客様の四柱推命判断)で用いてみる。使えそうかどうか、当たるのか当たらないのかを確認する。この確認を必ずしないと上達は絶対にありません。本を読んで、得た理論、知識を実際に用いてみる。そこから得たデータを蓄積していく。大事な書(神峰通考や滴天髄など)は何度も何度も何度も何度も読みました。1度読んで分からないところでも、3回ぐらい読むと、少しずつ意味が分かってくるものです。
受講者さまにお勧めしたいのは、「講座の解説」を定期的に読むことです。ある箇所を1日に3回続けて読んで「大体、わかった」で終わって、あとは全く読まないではいけません。1日に3度続けて短時間で読むよりは、1日目に1回読んで、1日開けて、3日目に2回目を読んで、1日開けて、5日目に3回目を読むほうが記憶に定着します。
弊社の講座テキストの中で、「特に大事な箇所」は初級Aコースの1回目から21回目の講座内容です。この箇所は非常に大事なのですが、「初級コースの1番最初」ということで、時間の経過とともに、すっかり忘れたり、見向きもしなくなる方もチラホラ見かけます。
弊社の四柱推命通信講座は、大事な理論や解釈を(プロとして使えること)、初級の最初のコース(1回目から21回目)で教えています。1回目から21回目の講座内容は、初級を終えても、中級を終えても、上級コースに入っても、プロ活動を始めても、暇があれば繰り返し読んでください。
1回目から21回目の講座内容を縦横無尽に駆使すれば、立派な四柱推命判断ができます。さらっと理解ではなく、時間をかけて、1回目から221回目の内容を深く深く理解してください。